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いかに部下を統率し目標を達成するか(表紙より)

小部隊指揮官バイブル 柘植久慶

 オレは昔っからこの手の「実生活には決して役に立たないマニュアル本」が大好きです。
古くは「ジャンボジェット機の飛ばし方」から、「米陸軍サバイバルマニュアル」なんてのも読んだな。
ちなみに軍用機のパイロットは不時着なんかした際、食糧確保のために初歩的な罠をマスターしておく必要があるんだとか。
一応機体に緊急用の銃が装備されてるみたいなんですが、軍用銃で小動物なんか撃つと食べるところがほとんど残らないのが理由だそうです。
もっとも敵地のど真ん中で銃使うわけにもいかんと思いますが。

 そいでもって本書なんですが、軍事とビジネスを絡めた本て多いですよね。
「孫子の兵法×ビジネス」「戦争論×ビジネス」等等。
本書も帯に「究極のリーダーシップは最前線の指揮官に学べ!」なんて書いてあるんでてっきりその手のビジネス本かと思ったら大違い。普通に軍隊の指揮官向けの教本でした。内容は基本戦術から地形を活用した応用、果てはABC兵器の対応要領まで、
「明日から小隊率いるんだけどどうしよう」って新米隊長にぴったりの本です。個人的には絶対そんな隊長の下には付きたくないですが。

詳しい内容はもう再び大戦が起こらない限り一生使わないと思うようなモノばかりです。
具体的には
・RPG-7は発射後11メートル飛翔してからロケットブースターに点火するので、射手は光った位置から後方11メートル前後にいる。
・角から様子を伺うとき、通常敵は上半身に照準を合わせているので下から伺う。
・雪を固めて上から水をかければ翌朝には防弾壁になる(厚さ50センチ以上)。
・手榴弾は安全把を飛ばしてから摂氏15度で4秒、25度以上で3,5秒で爆発する。
などで、全編にわたってこんな内容。
役にたったというと微妙に違うんですが、オレが今までずっと疑問だった「米兵は何でヘルメットの紐をちゃんと締めないのか」っていう疑問がやっと解決しました。紐締めてると爆撃とか受けたときにヘルメットごと頭が飛ぶからだそうです。
これから激戦地に行く人は紐は締めないほうがいいみたいですよ。
by kayama_mk2 | 2007-09-02 16:13 | 書籍


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