第三紀433年 収穫の月 28日
トンネルを抜けるとそこは・・・夕方だった。 さっきまでの地下道の陰鬱な雰囲気を一掃するかのような美しい夕焼けだ。 オレンジ色に染まった川面が美しい。 ほんの数刻前までオレは囚人だった。 もっともオレがどこの誰で何ゆえ牢獄になんぞ閉じ込められていたのかは知らんけど。 とにもかくにも状況は一変した。皇帝のおかげでな。 まあその皇帝ももういない、暗殺されちまってその成り行きでオレもまんまと脱獄できたわけだ。 皇帝は運命だの何だのと言いながらオレに王家のアミュレットを押し付けてきた。 オレには皇帝の話す内容が難しかったり皇帝の白い服で字幕がつぶれてしまったりでいまいち何言ってるのか分からんかったんだがな。 帝都を秘密の通路を使って脱出したわけだが、どうやらここは帝都の北東らしい。 仕方がないから預かったアミュレットを修道院に預けに行くことにした。 当面はやることも頼れるものもないし、帝都にもしばらくもどれそうにないしな。 地図を見ると修道院のあるコロールは帝都の北西、ちょっと距離があるな。 しかしざっと見渡しても橋がない。いきなり泳ぐ羽目になった。 ずぶ濡れになって対岸にたどり着くと、そこには遺跡が。 数人が焚き火をしている。 おーこれはキャンプでもしているのか、体でも暖めさせてもらおうと思って近づくと、向こうもこちらに気づいた様子。 何か叫びながらこちらに近づいてくる。 おーこんちわー、と挨拶しようとしたら矢が飛んできた。キャンプはキャンプでも野盗が野営していたらしい。しかし本格的にゲーム始まって最初に遭遇する人間が野盗て。 死に物狂いで戦ったさ、そりゃもう。戦ってる最中にカニがドサクサ紛れで襲ってきたときは涙が出そうになったがな。 どうにかこうにか倒すことができたがこちらも瀕死。プロローグ終了してから5分でゲームオーバーになりそうになるなんてさすがは肉食ってる奴らの作品。 カニは今晩の晩メシにしてやった。 あと、死体からはいろいろ装備品を漁ってやったぜ。これで取りあえずは旅支度が整った。 まあまだ駆け出しだからあまり物も持てないんで、今まで何かの役に立つかもと牢屋や地下道から後生大事に持ってきた頭蓋骨とかコップとかは捨てた。 しかしオレ頭蓋骨なんて何に使うつもりだったんだろう・・・ 普通のRPGなんかだと、川岸で焚き火なんてしてたら、 「おや、たびのかた。あったまっていきなさい」 「コロールはここからみちなりに、ほくせいのほうです」 「とちゅうはモンスターもでます、これをもっていきなさい。ではきをつけて」 カヤマはどうのつるぎをてにいれた! 見たいな展開ですが、同じ初期装備手に入れるにしても農耕民族には考えつかない展開です。 野盗の仲間が一人焚き火のところに残っていたので嫌がらせに矢射ってやったらものすごい勢いで追いかけてきたので死に物狂いで西に逃げた。 何とか撒いたところで辺りも真っ暗なので第一日目は野宿で終了。
by kayama_mk2
| 2007-07-29 23:39
| オブリビオン
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