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新「超」怖い話

新「超」怖い話 勁文社文庫 樋口明雄編著
 ・空の章
 ・風の章
 ・火の章
 ・水の章
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・キューピッド様
 幼いころに家の近くでキューピッド様をやったときの話。
 「天国に連れてって」とお願いすると、キューピッド様が回答してきた。

 オレの子供のころはやっぱりこっくりさんだったな。
 本格的にはやったことないんですが。
 しかしこのキューピッド様、ある意味一番的確な回答をくれた気が。
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・ドアを叩く
 東北のあるホテルに泊まったときの話。
 真夜中にドン!ドン!ドン!とドアを激しく叩かれたので見に行ったが誰もいない。
 その後もドアは叩かれ続け・・・

 今作では純粋に怖い部類の話。
 地方の安いホテルはホントに部屋のつくりとかホラー映画みたいだからなー。
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・ちくしょう
 深夜のドライブで峠を走るカップルの話。
 初めは怖いといっていた彼女もやがて次は右、次は左とカーブを運転している彼に教えて来るようになり・・・

 もう今ではどこでも聞く超定番の話。
 初出は超怖い話なんですかね、やっぱりパイオニアだわ。
 最近は彼女の代わりにナビがちくしょうって言うみたいですが。
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・鈴なり
 自主映画の撮影のため、清里まで車で行った人たちの話。
 深夜2時、バイパス沿いの駐車場で仮眠を取っていると森から男が一人ふらふらと歩いて近寄ってきた。

 男も怖いけど、男が出てきた森を見ていた友人の話も怖い。
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・生け垣の女
 小樽での話。
 ある冬の夜、居酒屋で飲んでいた男が帰宅する途中、チューリップの絵模様のスカートを履いた女を見かける。
 女は両手をスカートの横にぴったりとつけ、45度の角度でお辞儀をしている。
 しかも・・・
 
 怖いよ!こんな女が夜道にいたら俺も迂回して帰ります。
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・じゃりじゃり小僧
 船橋の旧家。
 初冬、午前2時ころ、2階で寝ていた姉妹がじゃりじゃりという音で目を覚ます。
 音からすると、どうやら家の外側を歩き回っているらしいが、そのうち童歌のような声も聞こえ始める・・・

 じゃりじゃり小僧なんていう妖怪チックな響きとは裏腹の怖さ。
 うちの実家も周囲に砂利敷き詰めてるんですが。
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・殺してしまいましょうか
 友人の家に泊まったときのこと。
 夜中、天井を見ていると若い女の顔が2つ浮き出てきて・・・

 分けわからないうえにシュール過ぎて怖いです。
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・マンホールもぐら叩き男
深夜、帰宅途中のこと。
 車道の真ん中に集中している複数のマンホール。
 突如、ゴトリという音とともにその蓋が押し上げられる。
 中から現れたのは・・・

 いや、これぞ超怖い話。
 当時はこの手の話は他の本はほとんど掲載されてなかった気が。
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・もしもし
 保土ヶ谷区の話。
 ある晩、数日前に殺人事件のあった公園を横切っていると、公衆電話が突然鳴り出す。

 これは正確には不思議な話なんですが、たしかに驚くだろうなー。
 今までの人生で何回か公衆電話が鳴ってる場面に出くわしましたが、さすがに出てません。 
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・五右衛門屋敷
 富士の裾野にある遊園地に行ったカップルが帰りに立ち寄った大きな土産物屋。
 まだ奥にも施設がありますからと促されて行った先にあったものは。

 どこの地方にも必ず存在する狂気の館系の話。
 オレ、好きなんですよ、この系統の話。
 しかも今回は館+オカルトっつていう食中毒でも起こしそうな組み合わせ。
 最高です。
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・まっすぐな道
東京郊外のある高層住宅地。
 木造のアパートが取り壊されて造られた住宅地を突き抜けるまっすぐな道。
 やがて起き始める怪異。

 最後の締め方が不気味な話。
 話中でも触れられてますが、やはりまっすぐな道は良くないんですかね。
 うちの実家の方にもありました、真っ直ぐなのにやたらとバイクの単独死亡事故の起こる道路。
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・道了堂
 八王子近くの古寺跡、道了堂に肝試しに行った人達の話。
 小高い岡の斜面に人影を見つけ、一人が確認しに行ったのだが・・・

 ここも今では超有名スポットになった道了堂。
 大学の時もここの話は何回か聞きました。
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・文通
 平山氏がコンビニの店長をしていたときの話。
 バイトの子が時間になっても出て来ない。
 電話してなんとか呼びつけ、話を聞いてみる。
 彼は小学校のころ、「保君」という相手と文通をしていたが、交通事故で死んでしまったらしい。
 ところがその後、気味の悪いことが起こり始める。 

 今や超怖い話の顔ともなった平山夢明氏、この頃はまだデルモンテ平山でした。
 この話、最終的にはちょっとイイ話ともとれなくはないんですが、手紙の来かたが怖すぎです。
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・おじぎ人
 中原街道、東横線近くのアパートに引っ越した人の話。
他の住人はいないはずの隣の部屋から聞こえる笑い声。
「ここはろくなところじゃないよ」と忠告する母親。
 そして、その晩、玄関に見知らぬワイシャツ姿の男が正座してお辞儀を繰り返しているのを目撃する。

 たしかに入居したばかりの部屋ってなんか落ち着きません。
 男がお辞儀をしていた理由が恐ろしいです。
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・カセットテープの声
 カセットテープに録音されていた「ふふふふ・・・・・」という女の含み笑い。
 何度もダビングしなおしても含み笑いは消えず・・・

 技術の進歩でカセットテープの声系の怪談はめっきり無くなった気がします。
 歌の音程までデジタル調整できるってんですから、ノイズの入り込む余地なしなのかと。
 あと、この話はもう一つの「ダイアルを回せ・・・ダイアルを回せ・・・」ってのが意味不明で面白かったです。
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・走る山伏
 栃木県は結城市の処刑場跡に建てられた小学校の話。
 放課後、たて笛を忘れて学校に取りに戻り、ふと教室から外の景色を眺めてみる。
 すると学校の門のところを何やら白い人影が物凄い速さで走っているのが目に入った。

 とりあえずですね、結城市は茨城県でして、栃木県じゃないです。
 あとはまあ、この話の通り田舎の学校ってのは町中じゃなくて大体中心地から外れたところにでんと構えられてるんで、
 放課後や休日なんかはたしかに外界と隔絶されてる感がありますね。
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by kayama_mk2 | 2008-09-14 17:40 | 超怖い話

オリンピック作戦

本土決戦の真実 太佐順 著  学研M文庫

太平洋戦争末期、目前に迫る本土決戦という現実。
人々は一体どのように受け止めどのように備えていったのか。
以上のような内容だと思って購入したんですが、なんと鹿児島の志布志湾限定の内容でした。
超ローカル。
買うときは気づかなかったけど、副題が「米軍九州上陸作戦と志布志湾」なんだよな。

しかしながら、フィリピン、硫黄島陥落から終戦までのアメリカ軍の戦略と侵攻状況も同時に解説しながらなので
時流はわかりやすいです。
志布志湾周辺の状況とかは非常に詳細に描写されており、地元の人なら参考になるんじゃないかと。

奥書見たら以前出版された「砲台跡の夏草 日米決戦と志布志湾」っつー本の加筆修正版でした。
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by kayama_mk2 | 2008-09-02 16:33 | 書籍